TSMCとの協業について①
結論から言うと日本で生産した半導体を買う日本のエンドユーザー(勢いがあった頃のソニーや日立、パナソニック)が衰退してしまった事が、現在の日本の半導体産業が苦しむ主な要因の一つです。また国産の携帯端末メーカーも育って無いのも残念な状況です。
今回のTSMCとの協業提案はTSMCが得意な半導体生産の前工程、日本が得意な後工程を担当して協業するということだけどTSMCが得意とする工程は数兆円の投資がかかる上に、日本は労働人口の問題がある現状。
工場で働く人を雇うというのは実はとても大変なんですよ。。。果たしてそのような状況で日本に数兆円の投資をTSMCがやるかというととてもそうとは考えられないというのが友人関係のある半導体技術者への聞き込みから得られた内容です。
自分のFacebookを眺めてたら元半導体技術者のグループが日本政府の半導体戦略を嘆いていたのを見つけて突撃質問をしてみました。何回かに分けてこの事について記事を書きたいと思います。