Days from US

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NPR up first 01/07/2020 〜在イラク米軍撤退の書簡下書きを誤まって送信〜イラクに於ける米軍の重要性

①在イラク米軍撤退の書簡を誤まって送信

 

イラク議会は米兵を国外に退去させる法案の審議を行なっている中、国防総省は米兵撤退を示唆する書簡をイラク政府に送付。しかしこれは下書きであってミスによる送信であったことを後に認める。

 

公式のサインが無い下書きを誤まって送付してしまったとの説明だが、文中では「米兵の再配置」に関して言及されている。また「再配置」が最終的な全兵力の撤退を見据えたものとなっている事が更なる興味を呼んでいる。

「再配置」とは在イラク米軍をより防御に適した地域に配置し、一部の兵力をクウェートに向けることを指す。現在中東へ新規投入を宣言している兵力はこれらを守る為の部隊である事。

 

イラクは米軍を必要としているか?

 

ソレイマニ氏を暗殺したドローン攻撃によりイラク政府関係者が巻き込まれている。遺体は出身地に運ばれ、棺にはイラク国旗と花が添えられ多くの人が死を悲しんだが、全土的にはソレイマニ氏のお別れ一色である。

イラク政府のポジションは微妙。多くの軍事行動、ヘリコプターを飛ばすのも米国の承認によって行われる。米国に対する従属的な関係を本件のみで全て変化させることは極めて難しい。イスラミックステートや他の勢力との緊張関係に於いて、イラクが均衡を保つために米兵力は必要と考えられる。米軍撤退の示唆がある中、イラクがそれを必要とするのは90年代にイラク戦争を経験した世代にとっては非常に皮肉な光景でもある。

 

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