NPR up first 01/04/2020 special report 前編:イラン、ソレイマニ氏暗殺の影響と今後
【特別番組】ソレイマニ氏暗殺の影響、今後。
①共和党議員でイラン外交に関するアドバイザーのコメント
・イランの挑発に対して米国はこれまで大きな反応を示しさなかった。が、今回の要人暗殺は実効的な対応であり情勢の悪化は必至である。
・(イランは米国に宣戦布告を行うのかという質問に対して)それは無い。戦争をやるには戦力が不足しているが、よりイランによる挑発行為は大きな規模になるものと思われる。米国はそれに対して準備をすることが必要である。
・経済制裁やイランを周辺から孤立化させる米国の外交政策は長期的視点で効力を発揮すると考える。
②NPRレポーター
・トランプ大統領のツイート量は通常通り。特段の変化なく。
・しかしながらコメントでは「ソレイマニ氏の影響力はもう少し早く排除されるべきだった」と本件決断の背景について述べている。
・ポンペイオ国務長官は「本件は米国をより安全にすると確信している。」
・暗殺の正当性を裏付ける「情報」の詳細については政府からその存在が示唆されるものの明確化されず。
③民主党議員のコメント
・まず本件は米国内の法的手続き上何ら責めるべき点は無く、大統領は米国国民の安全を保証する為に軍事アクションの執行を指示する権限を持つ。本件はその観点から極めて正当な行為であると言っておきたい。
・そして本件は米国安全保障の観点から大きな貢献をしたと考えている。
・ソレイマニ氏がイランの軍事アクションを統括している間は米国同胞に対する危険性は増していたと考えられる。5000人以上のイラン国内に居る米国国民の生命を危険に晒す事は本意では無い。
・(暗殺という表現は妥当かという質問に対して)他に妥当な言葉が見つからないが、確かに暗殺というのは少し米国側に悪意があるような表現である事は認める。
・イランは現行米国軍隊との直接対決を避けたいという本音を持つだろうが、テロ的な手法による挑発はその勢いを増すだろう。