オーストラリア大規模火災、政府対応関連
今回の対応でオーストラリア全土に渡りそのまずさを批判される首相は、政府による調査を行うことを表明した。首相は「今回の予測不能な災害とこの環境は連邦政府の積極的な関与を初期段階として必要としていた筈だ」とインタビューに回答。ヴィクトリア州では倒木により40年もの間消防隊として活動した方が命を落としている。今回の大規模火災では4人の消防隊員が命を落とした。これを含めた本件による犠牲者は27人にのぼり、政府はこれらの責任から逃れられないだろう。
多くの人が気候変動を要因と考え、また同時にそれらの人々は政府が無反応だった事も責任追及のポイントであると考えている。首相は今回の災害と気候変動問題との関連性を認めた。
「より長く、より乾燥し、より気温の高いオーストラリアの夏は気候変動によってもたらされた事は明らか。」
首相は
「これらの文言は政府声明に含まれる。」
とコメント。また首相は温室効果ガスの排出目標に関する署名を行う事も明言。
「このコミットメントを守るために全力を尽くす」
とのこと。
また首相は自身の過去の対応については「もっと多くのやれることがあった」と振り返る。多少の含み、何か言いたいことがあるように思えても災害地域訪問に於いて握手を拒否されたことが影響し、このような顛末となっているのかと考える。
オーストラリア政府は今回の大規模火災に際し、52万ドルの予算を消防隊、地域住民に対するメンタルケアの為に追加承認した。