中国コロナウィルス関連。実際の感染者数は?最前線の努力と裏腹に拡大する感染者。
武漢の公衆衛生局はコロナウィルスの拡散を防ぐ為に多くの医療従事者がそれに取り組む状況を「戦争状態だ」と比喩する。武漢高官は
「これ以上の拡散を防ぐ為、設定したルールを厳格に適用して業務にあたる。家を隔離し、隣人を監視する事も厭わない。」
水曜日の10時から上海から500マイル西に位置する武漢地方自治体は地下鉄を含めた全ての鉄道、空港、長距離バス全ての公共交通機関を閉鎖した。市が放送する映像では武装した軍が市の入り口となる地下鉄駅で人の出入りを監視している事が確認出来る。しかしながら水曜日の早朝までは車による武漢外への移動は認められていた。
しかしながら当局は高速道路での出入りも規制、閉鎖した。
当局は当初、
「武漢の出入りチェックはしっかり行なっていた。対応や体調を確認し、コロナウィルスの元となるかもと推測される違法動物の持ち込み持ち出しについてもチェックをしていた。」
とコメント。市民は政府の初期対応が十分だったかどうかに疑問を持つ。あるインフルエンサー(ブログやSNSにて影響力を持つプレイヤー)はそれを理由に市長の引責辞任を求める。
一千百万人の人口を抱えるこの武漢に住む人々は公共交通機関の全停止を突然言い渡され、その混乱は政府関係者の予想を超えるものだった。しかもそれは旧正月、数百万人の中国人が行き来するイベントのたった2日前に起こった。
市民や現場の医療従事者による混乱は、犠牲者や感染者に関する政府発表の数値が跳ね上がったことによって、やがて疑念に変わっていく。
日本・韓国・タイ・米国・香港・マカオで発症が確認される。シンガポールでは政府機関が声明を出し、安全を呼びかけた。そんな中、木曜日の中国共産党の機関紙人民日報ではこれらの脅威に対して触れる事は無く習近平主席の新年に臨むコメントが一面を飾った。イギリスの大学研究機関は感染者数は少なくとも5,000人を超える事が推測されるという記事を発表し、この数字は中国政府が発表する470名(現在は600名)と大きく乖離する。SNSでは数百名の武漢市民が感染していると投稿し、病院が人で溢れている様子の動画をアップする。しかしながら翌朝にこれらの投稿は全て削除されていた。最終的にどれだけの感染者数が居るのか、正確にカウントできていない点が問題なのだ。
武漢の病院で経口薬を投与された市民の体調が5日後に悪化。他の病院で確認したところコロナウィルスと診断、現在この男性は危篤状態にある。武漢の高官は3,400以上のベッドを追加しキャパシティを5,400まで引き上げるとコメント。今回の騒動が最早数百で済まない事を物語っている。
医療現場の疲弊も見て取れる。コロナ感染の処置を受けた23歳男性は北京から派遣された担当医師だったと語る。これらの従事者が1日16時間働いても日々悪化する状況は正に日の出から夕暮れまで続く。
-----関連-----
政府、#新型肺炎 で「感染症危険情報」レベル2へ 中国への不要不急の渡航やめて
— abyss (@umi51771815) January 23, 2020
2020.1.23https://t.co/LVttD9pQsk
不要不急の渡航をやめるよう促す「感染症危険情報レベル2」に引き上げた
レベル2は4段階ある危険度では2番目に低い
ー
日本政府か日本人に中国へ行ってもいいと言ってるに等しい