NPR up first 01/22/2020〜コロナウィルス〜大統領選挙ではアプリによる電子投票を採用〜
トランプ大統領、弾劾調査初日は民主党ホワイトハウス双方の陣営による冒頭陳述により幕を開けた。午後1時に始まった本会は深夜1時50分に初日の審議が終了。
「ロシアとの共謀疑惑捜査ではトランプ大統領は物的証拠を隠し、事実関係を捻じ曲げていた。このルール全般(弾劾調査の進行について、共和党議員により設定された)を見て思うのは同じ事をやるつもりなのか。」
と陳述し、どうしても新証言と証拠文書を今回の捜査に入れ込みたい様相。これに対してホワイトハウス弁護団は
「この調査は米国国民による"大統領を選挙で選ぶ権利"を侵害している。過去に例の無い事だ。」
と応戦。この冒頭陳述を読み上げた弁護士は通常裏方専門だが、いきなり前面に出て来た事にメディア驚きを禁じ得ない。2016年大統領選挙の結果を変える勢い、もちろん2020年の選挙を優位に進めたい民主党が準備した証言者の多くはトランプ大統領の元側近。ホワイトハウスは何としてもこれらの目撃証言が調査に入り込む事を防ぎたい。ここの攻防が初日のポイントと言えるだろう。
トランプ大統領は過去の功績や当日の仕事がまとまった動画を自身のアカウントでリツイート。
今日からのスケジュールとしては下院、民主党が3日間かけて証言証拠を提出、陳述する。これに対するホワイトハウスの反論は土曜日から行われる予定。
中国武漢発信の新型コロナウィルス、米国ワシントンで初の発症例。現在までに9名が死亡、450人が感染しているとされている。今週中国武漢では地域の出入り規制を開始した状況。何が原因なのか、感染経路は?公共交通機関、電車、飛行機の乗り降りの際に市民の体温や症状を現地警察が確認している。しかしながら渡航禁止の措置を取っていなかったのは旧正月という時期も鑑み、経済的打撃が極めて深刻と判断したからと考えられる。
現地ではあまり深刻な事態であると考えられていない。ここ3日間で北京に住む人々の多くがマスクをして自己防護を始めたように思えるものの、元来北京の人々は大気汚染の心配からマスクをしている傾向にあるので明確な差を見出しづらい。市民からすると本件がテレビ等で報道された時には、既に世界的にかなり深刻な問題になってからのタイミングだったので未だ自分の事のように考えられない状況が伺える。問題は現時点でコロナウィルスの全貌が掴めていない事にある。これが人から人へ感染するとなると、その影響を予測することが出来ない。
米国大統領選挙でとうとう電子投票を採用。セキュリティの強化が課題として挙げられるものの、米国大統領選挙において慢性的に低い投票率を改善するためには重要な取り組みと期待の声も大きい。