Days from US

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NPR up first 01/30/2020 英5GはHUAWEI製採用

大統領弾劾関連。水曜日から上院議員と下院及びホワイトハウス弁護団の間で質疑応答が行われる。

大統領弾劾に懐疑的なものの、情報の透明性に対しては潔癖であるべきとの姿勢を見せる共和党上院議員からは

「いかようにして政治的要因と大統領候補者個人としての要因が混同したのか。」

という本件の核心とも取れる質問やそれに限らず多くの質問数が確認された。

 

今回の質疑応答で注目すべきは、大統領弁護団の姿勢に変化が見える事だ。元々、大統領は疑義になるような事実が存在しないんだというスタンスから大統領が何をしようがそれは弾劾相当ではないというそれに変化している。

「大統領は自分が信じる決断を日々している。これは公衆に選ばれた人間としての責務だ。その決断が弾劾相当になるなんていうスタンスを私は採用する事は出来ない。」

と上院民主党議員に対する回答の一幕。

また大統領にとって大統領再選は個人的な興味では無く公衆の興味だ。この回答にはさすがに失笑。単純な事で再選されるべきかどうかは国民の判断、何故それが公務との関連性を認める理由なのか。民主党議員は

「大統領は憲法下で行動するのでは無く、憲法の上に存在する唯一の存在なのか。」

と揶揄。憲法と行政を軽視しているという大統領弁護団側の主張も、敵対する候補を陥れる為に外国の政府に圧力をかけたという大凡事実と取れるものを目の前にしては説得力に欠ける。やはり法に則った権限の活用をしない限りは弾劾相当の議論はともかく、対処すべき課題である事に変わりは無い。

ジョン・ボルトントランプ大統領の前閣僚、2019年に解雇)安全保障顧問は大統領がバイデン氏への捜査が始まるまで、ウクライナ政府との交渉や動向観察をボルトン氏に命じたと自身が執筆している本に記載予定とニューヨークタイムズが明かした。

これについても大統領弁護団はどのように、いつ情報がリリースされようが、本件調査の結果は変わらないだろうと応戦。しかしながらまだ証人招致に必要な上院共和党議員4名の署名を確認していない現段階では、言える事は少ない。

 

 

中国武漢発のコロナウイルスはWHOの当初予測を超えるスピードで世界に拡散。米国国内にこれを緊急事態と捉えるべきとの見方も。

コロナウイルス関連はTwitterでかなり取り上げているのと、重複する情報が多かったので割愛します。)

 

 

マイク・ポンペイ国務長官は28日、英国が中国HUAWEI製5Gネットワーク網を導入する見通しと発表した。米国が先導する、国家安全保障を要因としたHUAWEI製品排除の流れに逆らった事となる。

「そこに何ら懸念は無い。このサービス自体、高い信頼性や機能、導入する価値について検証済み」

と英国政府。マイク・ポンペイ国務長官がこの判断に失望するのは必至。HUAWEIは中国政府の資本が投入されている企業である事は誰もが知るところで、インフラサービスとして供給を受け入れるという事は安全保障に影響を及ぼす事は想像に難しく無い。

ボリス・ジョンソン英国首相の判断はコスト面から短期的な見通しでのそれと思われがちだが、彼自身は首相就任前から多くの自論を展開しておりここについては今に始まった議論では無いという見方もある。

議員の反応は、保守系議員からも反対の声が漏れる状況は国民が一様にジョンソン首相の判断を支持していない事を表しているだろう。

 

米英の関係に於いて重要なのは機密を共有する事。今回英国政府の判断により、その機密共有に一定の制限がかかる事は必至だろう。しかしながら現行英国の保守勢力は中国共産党との関係は既に深く、機密共有への制約はむしろ両国政府の現在の姿と言えるだろう。大きく米国政府の姿勢が変化するとは考えられない。

 

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