NPR up first 02/03/2020〜今夜アイオワ、民主党大会
今夜、民主党党大会がアイオワ州で行われる。2020年の米大統領選挙に向けて民主党候補者を絞る為の最初のステップ。2008年のオバマ、クリントンの討論では23万人以上の有権者がライブで視聴、2016年のクリントン、サンダースでは17万人以上と例年多くの注目が集まるイベントである。
通常民主党の候補者討論は共和党大統領候補に勝つという点で利害が一致している為、友好的なムード中で行われることが通常だが今回は少し様相が異なる。バイデンはウクライナの汚職疑惑で揚げ足を取られる中、サンダースもそれに乗るようなポーズを見せたが、そのサンダースが女性候補のウォレン氏と女性差別発言を巡って場外論争が起こす。
ジョー・バイデン前副大統領はトランプ大統領の資質を問う姿勢を当初から崩していない。これにより元々保守、中高年齢層、黒人有権者に強いバイデンはその支持層を保持しつつ若年層への展開をどう行うかがポイント。
バーニー・サンダースは独自の税制案や福祉、特異な発言キャラクターで若年層に絶大な人気を誇る。
多くの民主党支持層は
「どのように共和党候補を破るのか?」
各候補者が持つ作戦に興味を集中させる。そういった意味でこのイベントはとても重要な意味を持つ。しかしながら4候補者が果たして具体的かつ実効的な新機軸をこの大会で提示するかも注目されるポイント。
さて、これは「投票」で無く「大会」である点、どのような違いがあるのかについて。新ルールは15%の支持を集めない限りは次のステップに残れないというもの様々な場外議論があったものの、ここで長く続いた論戦に一旦の結果をみることが出来る。続くニューハンプシャ州での予備選に向けて、アイオワ州の大会の趨勢に注目が集まる。